2018年8月1日水曜日

2018年サンゴの産卵調査プロジェクトと車上荒らし事件について サイパン マリンスポーツとダイビング サクラマリン

こんにちはー!

昨日まで2018年サンゴの産卵調査プロジェクトを
やっていました。

結果から言うと今回は「サンゴの産卵」を
見ることはできませんでした。

なんか、「僕たちの夏は終わった・・・」という
まるで甲子園には届かなかったけど、
僕たちはやりきったよね!?
という、高校野球部のような「やりきった感」があります( ´艸`)

そして、今回の経験は
必ずや今後に役立つと思われる貴重なものをたくさん得ることができました。


さぁさぁ、詳しくレポートしていきますよ!

まずは、7月28日 サンゴの産卵調査プロジェクト第1夜です。
7月27日の満月の翌日からスタートです。
調査兵団はおNちゃん(志願兵)とMユミちゃん(召集兵)と
YUMIKO姐さんとワタシです。


7時過ぎに1ダイブ目をエントリー。
1本目に「バンドル」と呼ばれる卵を探します。

ミドリイシサンゴ

ハナヤサイサンゴ

チヂミコモンサンゴ

アナサンゴ

ほかにもコブハマサンゴ、ハナガササンゴと各種観察します。

とにかく、サイパンのサンゴの産卵は情報も実績もないんです。

沖縄は、年明けに早々に

「今年のサンゴの産卵ツアーは○○月○○日~〇〇日だよ!」

と各種類のサンゴ別に予定表を出して宣伝するんですよね。

サイパンのサンゴの産卵については

①4年前に参加した海のフォーラムでサイパンの環境保護局の
研究者に「サンゴの産卵のデータが欲しい」とリクエストしたら
「毎年7月の満月の後だよ!データはあるから、後で送るよ。」
と言われたのに4年たった今でも資料は送られてこないこと。

②2年前の新聞で
*サイパンのサンゴの産卵は7月の満月の2日後~10日後くらいの間だよ!
って書いてあったことと。

③2年前にサンゴの産卵を観たチームによると
9時半以降の遅い時間だったと言う事。

④他にも7時位のエントリーでもサンゴの産卵をみた人がいると言う事。

これしか情報がないのです。

沖縄の情報によると、サンゴの種類によって産卵時期は違って
4月~8月の満月の2日後~1週間くらいで産卵は行われると言う事です。

だから、今回どのサンゴを観察すればいいのかを絞ることができない。

とにかく、違いに気づくために毎日決まったサンゴを観察しました。

まずは第1夜7月28日は、満月の翌日だったこともあり、
海の中はプランクトンだらけで日中は水面にいるカタクチイワシの幼魚が
プランクトン食べ放題パーティをしていました。

ライトが当たるとキラキラして、スターダストに包まれているような
幻想的なシーンとなりました。

このキラキラを写真に撮ろうとするとキラキラが表現できないし
動画で撮ろうとするとプランクトンや水中のチリなども写って美しくないし。

ぜひ、ライブで見てほしい!!

普段は「静」の代表格のサンゴも夜は獣の牙をむき出して
片っ端からプランクトンに触手を伸ばして捕食していました。


第2夜7月29日(満月から2日後)
この日、この時点で「サンゴの産卵特有のニオイ」がしたんです。

サンゴの産卵がある時は、とっても臭いんですって。
生臭いというか魚卵のにおいというか。

この時点でうっすら臭かったんですよ。

あぁ、もしこの日に戻れるなら2ダイブ目を潜ればよかった・・・。

ほんの薄っすら匂っただけなので、なんとなく

「この調子で行けば明日はもっと生臭いにおいが強くなって、
明日産卵が見られるかも!!??」

とまったく根拠のない自信があったのです。

そう、全く根拠のないことにこの時は気づけなかった・・・。

調査兵団としては最大の不覚です。

第3夜7月30日(満月から3日後)のエントリー時には、
まったく匂いがなく・・・

一同あせる(;'∀')

この日もバンドルを見つけることができず、
1ダイブで終了。

第4夜7月31日(満月から4日後)
とうとう動きがありました。

まず、エントリー直後から水中の様子がなんとなく昨日までと違う。

なんだかとても静か。

プランクトンが少ない。

そして、アナサンゴの穴の中やハナヤサイサンゴが
ほんのりピンク。



ほんのりなのですが、ピンクなのです。

一同テンション↑↑です。

満を持して9時過ぎに2本目のエントリー。

結果は1本目とそれほど変わらないサンゴたち。

ちーーーーーん。

昨日は、他社ガイド・Hロシくんも志願兵として
おにぎりと暖かいコーヒーをもって
2本目に駆けつけてくれたのに・・・残念。


第1回サイパンのサンゴの産卵調査兵団は幕を閉じました。


ここからは、考察です。

なぜ、4日目にサンゴたちに変化が見られたのか?

3日間と4日目での大きな違いは実は照度。

確実な数値を計測したわけではありませんが、
4日目はエントリー直前からの土砂降りで
真っ暗だったのです。

こんな感じ。
目も明けてられないほどの土砂降りでした。

魚もそうですが、海の中は明るさによって色を変える生物がたくさんいます。

サンゴも紫外線の強さによって発色が違うとアクアリストが
言っていました。

だから、もしかしたら夜中にかけてあの色の変化は
もしかしたらいつもの出来事だったのかもしれないと。

そして、去年の8月に異常な高水温が続き
大ダメージを受けたサイパンのサンゴたち。

ダメージから回復できず、今年は産卵が少なかったのかもしれない。

日本のショップのブログによるとやはりサンゴが大ダメージを受けてから
6年くらいサンゴの産卵が観察されない時期があったことがあるらしい。

2015年の台風ソウデロアでサイパンの植物に大ダメージを被った際も
3年たった今年やっとマンゴーがたわわになったからなぁ~~。

サンゴにもそういうことあるかもな~~。


と、あくまでもすべて推測の域を出ない感想に近い考察なのですが。。。


とにかく、あのちょっとだけクサかった2日目の2本目に
潜ったらちょっとだけでも見られたのかもなぁ~

という思いはぬぐい切れない調査兵団なのでした。

そして、もう一つお知らせしないといけない情報が・・・。

これは非常に残念なお知らせでもあるのですが。。。。

3日目にラウラウビーチに到着した際に
ビーチにはパトカーがいて騒然としていたんです・・・"(-""-)"

どうやらセキュリティがいなくなる5時以降を狙って
車上荒らしが起こった模様。

バスの窓が割られていて、荷物が盗られていたようです。

3日目は他にもナイトのチームがいて、
そのチームがスタッフを丘番として呼んだということだったので、
エントリーしました。

ポリスもわざわざ全チームのナイトが終わるまで
待っていてくれたし。

なので、昨日のナイトは念のため丘番(セキュリティ)を
連れていきました。

去年(一昨年かな?)ウィングビーチで車上荒らしに遭い
サクラマリンではウィングのビーチエントリーを中止にしました。
ウィングは、ボートからでも行けるしね。

でも、ナイトはワタシもYUMIKO姐さんも大好きだし
サクラマリンのゲストにも人気のあるコースだし
今回の調査で新しいナイトの見どころもたくさん見つけて
みんなにも見てもらいたいし、
ナイトダイブを中止にはしたくない。

でも、エキジットしてきて
車上荒らしにあっていたとか
車がなかったとか
最悪の事態は車やモノの盗難だけでなく
人間に何かがあっても困るし。

だから、YUMIKO姐さんと話し合った結果、
今後のナイトダイブでは丘番(セキュリティ)を
同伴することとなりました。

したがいまして、ナイトダイブ代$80の他に
セキュリティ代$20(1ダイブにつき)を
別途に頂戴することとさせていただきました。

これは、1チームにつきセキュリティ代$20なので
おひとり様でも6名様でも$20となります。
皆様お誘いあわせの上、ご参加頂けるとお得になります。

安全潜水をモットーとさせていただいておりますための
措置となりますので何卒ご理解をお願いします。


ほんとに、昨日の2ダイブは「丘番がいてくれている」ということで
とっても安心だったんです。

昨日も2ダイブの間にラウラウビーチの駐車場には
釣りをしに来たわけでもない
ダイビングをしに来たわけでもない

「何しに来たの??(;'∀')」という車が
出入りしていたし・・・。

本当に残念な気持ちです。

ということで、2018年サンゴの産卵調査プロジェクトは
第一回は幕を閉じましたが、今回得た情報を元に
経験を積み重ね、いつかは沖縄みたいに産卵ツアーとして
募集する段階にたどり着きたいと思います!!

サンゴの産卵調査兵団としましては、
引き続き「志願兵募集中」です(^_-)-☆


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最近このSAKURA MARINEのブログ「サクラサク」の内容が
混沌としてきてしまったので、別枠でこんなブログを作ってみました。


お時間がございましたら、こちらもチェックしていただけますと
ワタシが喜びます笑












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